スコーピオンXT1501-7(改善編)

mad angler

2010年09月22日 23:05

先日、分解した09スコーピオンXT1501-7。
とりあえず、改善した点のレポートです。

※分解すると、
メーカー保証等受けれなくなります。
ソルト使用は度外視して、オイルやグリス選定してます。
我流です。間違ってる事もあるかも知れません。
真似して壊れても私の知った事では、ありませんし、
責任は取りません。あしからず・・・
画像点数が少ないのもゴメンナサイ。


ギア比による重さは仕方がないのですが、
個人的にギアの鳴きと動きがシルキーではないので分解です。
私の個体がハズレなのかもしれませんが・・・



まず、ハンドルを2ベアリングに出来ないか?
残念ながら無改造では出来ません。
ダイワ等と違いスペーサーと交換するタイプではありません。
アルデバラン等の2ベアハンドルはボルトで固定に対して、
スコーピオンはナット形式でナット自体がスペーサーも
兼ねた構造になってます。
試しにベアリングを入れるとネジ部までベアリングが、
掛かります。
ナットを薄型に変更も試みましたが、
締めれば回らなくなります。
ハンドルノブ側をベアリングの厚み分掘り込めば、
出来そうですが、ハンドルの予備がないので、
今回は見送りました。
ベアリングの純正グリスをラスペネで飛ばし、
ラジコン用テフロン系ベアリングオイルを塗布。
これでも、ノーマルよりは軽くなりました。

ハンドルをアルデバランの物(8千円くらい)
にすると改善出来ますが、最初からアルデバランを
買えば良いと・・・
でも、アルデバランだと糸巻き量が少なくなるって事なんです。
カスタムハンドルに変える手もありますが、
それならメタニウム買ったほうが良いと思います。
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ハンドルを外し、ドラグ周りの分解中に気付きましたが、
内部にパーツのバリを巻き込んでました。
(ワンウェイベアリング周辺)
取り除いても、まだ重いのでさらに分解。
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ノーマルの中はこんな感じでした。
昔のシマノ製品に比べるとベタベタにグリスUPされてなく、
ギア部にもグリスが見当たりませんでした。
クラッチ作動部分等だけ、グリスがベッタリ塗ってあります。
クラッチの作動を軽くする為に、すべて拭き取り、
変わりにタミヤのセラミックグリスを塗りました。
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次に、ハンドルが重い主たる原因です。
ピンクで囲ってるパーツですが分解すると
ベアリングが入ってる割には駆動がスムーズではありません。
金属プレートとシャフト軸に抵抗があります。
ベアリングをラスペネで洗い、放置後にキッチンペーパー
に吸わせた後、ラジコン用テフロン系ベアリングオイル塗布。
プレートとシャフト周りは薄く、テフロングリス塗布。
これだけで、はるかに軽くなります。



同様にスプール側のギア軸受け、メカニカルブレーキ、
スプール受け側のベアリングも上記同様に、
洗浄し注油。一部画像ないです。(ゴメンナサイ)
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メインギア関連を分解し洗浄。
結構、黒くなってました。
そして、ギア鳴り改善の為、歯ブラシで薄くグリス塗布。
スプール装着時に、ギアの当たりが悪いと鳴るようです。
※スプールシャフトを差さずに回してはいけません。
センターが出ない為、ギアに負荷が掛かります。



画像にはないですが、レベルワインダーも脱脂し
注油し直しました。
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完成



見た目は変わりませんね。
しかし、動作は圧倒的にシルキーになりました。
巻き味も非常に軽くなりました。
ギア鳴りもなくなりましたが、この辺りは
実釣を繰り返すと鳴る可能性はあるかもです。
ノーマルだとソルト対応にする為か
ベアリングはグリスで殺されてます。
淡水でしか使わないしメンテは自分でやるので、
グリスの粘度を下げてスムーズにした訳です。

ちなみに実釣しましたが、
ベアリングがスムーズになった事により、
若干、飛距離が伸びました
ブレーキ4個でも、ノーマル状態での3個と飛距離が変わらない。
(もちろん、ブレーキは、ちゃんと脱脂してあります)
滑り出しが良い為、近距離へのキャストも非常にスムーズです。


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